購入までの基本STEP
Point1 住宅費用の差を知る
Q 生涯にかかる住居費用の差はどれくらい?(50年間比較)
50年間のシミュレーション結果
Aさん支出金額6,784万円 Bさん支出金額6,841万円、その差57万円。
住宅費用だけでみると大差はないが、もしAさんが50年後に自宅を売却した場合、売却価格から売却費用を差し引いた約1,000万円が収入となり、Aさんのトータルの収支は5,784万円の支出となる。結果的にBさんと比べて、1,000万円のトクになる計算に。
また売却せずに住み続けた場合でも、ローン完済後家賃を払い続ける必要が無いので、国の年金財政が破綻しかねないといわれる中、老後に家賃の心配をすることなく住み続けることができます。
仮に現在家賃9.5万円を払っているとしたら1年で114万円の家賃になります。
将来設計を考えて住居を購入するなら、早い時期に購入することで無駄な家賃を払わずにすみ、将来の返済が楽になります。
Point2 住み心地の差を知る
Q 賃貸とマイホームで「できる事」と「できない事」の違いは?
戸建てマイホームの場合、ペットを飼うことや、家族の成長に合わせた間取りの変更やリフォームなどが自由にできたり、駐車場付きなら、駐車場代がかからない上に玄関を出たらすぐに車に乗れるというメリットも。子育て観点でも、複数区画の新築戸建ての場合、同世代が入居するのでコミュニティが築きやすく、子育て面でも心強いというメリットがあります。一方賃貸では、転勤が多い職業の人や、都心部で車のない生活を希望する人にとっては住み心地のいい環境が比較的選びやすいといったメリットがあります。
Point3 万が一の保障を知る
Q 一家の大黒柱が亡くなってしまった時、家族はどうなる?
実は、マイホームを住宅ローンで購入すると、ほとんどの場合団体信用生命保険にも加入することになります。団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済途中で死亡、高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものです。金融機関が、ローンの利用者をまとめて生命保険会社に申し込むもので、掛け金も安く、また加入時年齢による保険料の違いなどもありません。そのため、万が一大黒柱が亡くなっても、仮にローンの残債が3000万円の場合は残債がなくなるため、3000万円の生命保険に加入しているのと同じことになります。そのため生命保険の見直しをすることができます。
一方、賃貸では生命保険に加入しておくことで、大切な家族にお金を残すことができます。
そのためマイホームを購入する際は、生涯のライフプランを考えることで出費を抑えることができます。