一戸建て物件の相場とおトクな物件の探し方&見分け方

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一戸建てを購入されるご予定の方は、まずエリアを絞り、物件の広さや間取りをどうするか検討されていきますよね。その過程で、私達不動産会社に訪れる方も多くいらっしゃいます。お客様からご相談を受ける中で「相場はどうなの?」「この物件ってお得なの?」と聞かれることもしばしば。
そこで今回は、不動産の営業担当から一戸建ての物件の相場の調べ方、お得な物件の探し方、見分け方についてご紹介します。

1、一戸建て物件の相場の調べ方

(1)一戸建て購入は土地+建物の価格で考える

マンションの場合は、内覧時にもらえるパンフレットなどの資料に記載されている価格がその物件の価格となります。しかし、一戸建ての場合は土地と建物を合わせた費用が必要となります。

そのため、すでに持っている土地に新しく家を建てるのか、土地を買ってから家を建てるのか、土地も含めた建売物件を購入するのか、中古物件を購入するのかなど、どのように家を購入したいのかで、トータル価格は変わってきます。

また、土地を購入した上で一戸建てを建てる場合には、土地は家を建てるエリアによって坪単価に差があります。特定のエリアに絞って一戸建て購入を検討している場合は建物だけの価格で比較し、エリアにこだわらず探している場合はトータルの費用で比較するのがおすすめです。

要約すると、「どこにあるどんな家が欲しいのか」で家の価格は変わってきますので、一戸建ての相場は希望エリア内で広さや間取りが似た物件をいくつかピックアップし、比較する方法が妥当と言えます。

(2)新築ならやっぱり注文住宅が高い?建売住宅と注文住宅の費用の違い

建売物件とは分譲住宅とも呼ばれ、売主が決めた設計通りに建築した一戸建て住宅のことです。建物が建っている土地も一緒に販売するのでトータルで必要な費用が計算しやすく、間取りをチェックしてから購入できるというメリットがあります。

一方、注文住宅とは、すでに間取りが決まっている建売物件とは違い、自分の希望に沿ったプランで間取りや標準設備を組み込んで建築できる新築一戸建て住宅のことです。どこにでもあるような間取りの家は嫌な方、土間や中庭など、戸建だからこそできるこだわりポイントを作りたいという方におすすめです。

このようなご説明をすると、やはり注文住宅の場合にはハウスメーカーや建築士事務所などに依頼して設計段階から相談することになりますから、やはり建売物件よりも注文住宅の方が高くつくのかと思われる方も多いです。

確かに、注文住宅は図面が決まるまで最終的にどのくらいの金額になるかはわかりません。しかし、建売でも大手の施工会社が作っていてグレードの高い資材を使用している良い物件の場合もありますし、注文住宅でも今流行のローコスト住宅であれば、リーズナブルに家を建てることも可能です。

つまり建売住宅と注文住宅の違いはトータルの費用が家を検討し始めた段階ですぐにわかるか、図面ができあがるまではっきりわからないかの違いなのです。

(3)建売の新築一戸建て物件の相場の調べ方

建売住宅はすでに家が建っている状態なので調べればすぐに相場をつかめます。

例えば、東京都中野区で一戸建ての標準的な間取りである3LDKで建物面積が80平米前後の物件を購入する場合、ある不動産情報サイトで検索をかけてみると、時期によって多少の誤差はあるものの、4280万円〜5400万円くらいが相場であることがわかります。

この価格の差は、大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれですが、家そのもののデザイン、階数、部屋数、標準設備の内容、駐車場の有無や停車できる車の数、角地かどうかなどで価格が変動すると思っておくと良いでしょう。

ただし、このように不動産情報サイトで調べた物件は建売住宅と呼び、すでに家が完成した状態で土地を含んだ価格で売り出している物件です。
一から自分たちで間取りプランを考えて、家を建てる注文住宅とは違うので、注文住宅をお考えの方の場合は、あくまでもおおよその相場感をつかむための目安と考えておくと良いでしょう。

(4)注文住宅の場合の一戸建て物件の相場の調べ方


冒頭でもご紹介した通り、注文住宅の場合は、土地と建物の費用をそれぞれ合計する必要があります。
土地はエリアによって価格が違うので、ここでは建物の相場の調べ方をご紹介しましょう。

注文住宅の相場の調べ方は、ハウスメーカーや工務店に行って、パンフレットなどをもらい、坪単価から計算する方法が一般的です。しかし、ハウスメーカーによって算出方法は様々ですし、お得感を出すために、工事が必要な電気工事費、ガス配管費用などはオプション費用として記載し、それらの費用を取り除いた価格で提示されている場合があるので、注意しなければなりません。

そこで、もっと比較しやすい方法で調べたいという方におすすめなのは、住宅産業新聞という業界専門紙に掲載されている坪単価の情報です。ここで紹介しれている坪単価は、家が経った状態で、諸費用を含めて算出していますので、相場を調べるのに最も適しています。
ただ、それだけのために業界専門紙を入手するのは難しいですので、インターネットでデータが掲載されていないか、検索してみると良いでしょう。

(5)中古一戸建ての相場の調べ方

中古の一戸建てでお探しの場合は、色々な不動産情報サイトを訪れ、希望の条件に近い物件をピックアップし、間取りやエリアなどで相場を比較し、気に入った物件を見つけられると良いでしょう。
新築一戸建てに比べると、相場感をつかみやすく、比較もしやすいのが中古物件のメリットです。

2、建売VS注文住宅!?最もお得に一戸建てを購入する方法とは

(1)お得に一戸建てを購入するなら中古物件がおすすめ!

内装の傷など経年劣化のリスクもありますが、それが許容範囲であれば新築よりもかなり手頃な価格で物件を購入することができます。
ただし、購入前には家の内外をしっかりチェックし、設備や内装、外装に不具合などがないか見落としがないようにしましょう。

(2)最もお得に新築一戸建てを購入したいなら建売がおすすめ

http://land-home.co.jp/myhomeblog/archives/103.html

新築建売物件は、売主が施工業者であることがほとんどです。建物はすでにできあがっているため間取りの変更などは難しいですが、建築時の図面なども全て揃っていて、施工業者に内装や標準設備の仕様についてしっかり話を聞いた上で購入できるので、意外と安心感があります。

(3)新築で注文住宅ならハウスメーカーより工務店がお得はホント?

注文住宅で家を建てたい場合、有名なハウスメーカーに依頼するととても高くつくと思われている方も多く、地元密着型の工務店に依頼されるケースも多いです。
しかし、家は、買主さんがどこまでこだわったプランを検討されているかで価格が変わるのであって、ハウスメーカーだから高い、工務店だから安いとは一概に言えません。

例えば、ハウスメーカーというと、工務店やエクステリア業者の中間マージンを取られ、費用が高くつくと思われがちですが、大手の場合は意外とそうでもありません。
大手の場合、一部だけ同一の資材を使うなど規格化されたものを大量に仕入れているので、工務店よりも少し費用が安くなることもあるのです。ただ、そうなると、間取りの自由度が下がるというデメリットは否めませんので注意しましょう。

できるだけ節約したいけれど注文住宅が良いという方は、いくつかの間取りプランから選んで建てられるような注文住宅を探されると良いでしょう。

一方、工務店はどうでしょうか。工務店の方が間取りプランの自由度は高く、細かい要望にも答えてくれると思われがちですが、地域によっては資材の調達が難しく、費用がかさんだり、追加料金が発生したりするという場合もあります。

このように注文住宅の場合はケースバイケースですので、絶対にこだわりたいポイントがある方は、担当者にはじめにご相談いただいた上で見積もりをとってもらい、複数社と比較して依頼先を決めることをおすすめします。ぜひ遠慮なくご相談くださいね。

3、まとめ

いかがでしたか。今回は、一戸建ての相場の調べ方や、お得に一戸建てを購入するコツやお得な物件の探し方、見分け方についてご紹介しました。一戸建てと言っても新築では建売住宅と注文住宅があり、それに中古物件もあります。
そして、それぞれにメリットとデメリットがあります。
したがって、一戸建てを購入する際には、こだわりたいポイントを今一度、ご家族で整理し、意見を一致させておいてから、インターネットで相場を調べたり、業者を回ってみたりしてはいかがでしょうか。

建売住宅と注文住宅、中古物件の中のメリットとデメリットをしっかり理解した上で選んでいただければと思います。
今回の記事が一戸建てを購入されるご予定の方のご参考になれば幸いです。

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