マンションを購入して後悔してしまう人の多くに、「共通点」があることをご存知でしょうか。それは４つのポイントを押さえた事前チェックを怠ってしまったことです。この記事では、マンション購入で後悔しないための4つのチェックポイントについてお伝えしていきます。記事を読んだ後は、マンション購入を検討する上で具体的にやるべきことが明確になり、物件選びや内覧も自信を持って、効率的に進めることができるでしょう。
マンションの購入で後悔しないための4つのチェックポイント
マンションを購入して後悔してしまう人の多くに、「共通点」があることをご存知でしょうか。それは４つのポイントを押さえた事前チェックを怠ってしまったことです。この記事では、マンション購入で後悔しないための4つのチェックポイントについてお伝えしていきます。記事を読んだ後は、マンション購入を検討する上で具体的にやるべきことが明確になり、物件選びや内覧も自信を持って、効率的に進めることができるでしょう。
後悔しないためのチェックポイント1「費用」
マンション購入の失敗の大きな原因となるのは「費用」です。また、マンションの購入にはマンション特有の費用も発生します。マイホームは人生で最も高い買い物であり、自分はもちろん家族の生活への影響が大きなイベントでもあります。まずは費用面で後悔しないためのポイントについて見ていきましょう。
持ち家を取得した場合、多くの人が住宅ローンを家賃と同一視しがちですが、これは大きな間違いです。持ち家の場合、賃貸物件にはない様々な費用がかかります。具体的には固定資産税、住宅取得税、保険料、管理費・修繕費などがあり、住宅購入後に1度だけ支払う住宅取得税を除いては、住宅ローンの返済に加えて毎月支払わなければなりません。月々の費用の計算が甘いと、予想より大きくて支払えなくなった結果、せっかく買ったマイホームを手放す事態にもなりかねません。費用については特に注意してチェックしましょう。
共益費が値上げされることもある
マンションには管理費や修繕積立金といった、ローン返済以外に必要となるマンション特有の費用がかかります。多くの人はマンション購入時に必要となる費用について、物件価格にしか焦点を当てておらず、将来的な共益費の変動についての認識に欠けています。中古マンションでは、老朽化に伴い修繕費が増えることがあります。戸建物件と異なり、購入後にマンションの共益費や修繕積立金が値上がりした場合、住宅ローンの返済計画にも大きく影響してきます。「マンションを購入する前にしっかりと話を聞いておけば良かった」と後悔する前に、共益費の値上げ予定がないかを、入居前に管理会社に確認して将来的なリスクに備えましょう。
後悔しないためのチェックポイント2「立地」
物件価格の安さに目を引かれて、「立地」に関しての配慮を怠ると、思わぬ出費や通勤で困るなど後々トラブルに見舞われることもあります。立地条件は、家を購入した後も変更できないため慎重に確認しなければなりません。立地に関するチェックポイントについておさえていきましょう。
一般的には、駅から近い物件は高くなり、駅から遠くなるにつれて物件価格は下がっていきます。このため物件価格を重視する場合、駅から遠くの物件を選ぶのも選択肢の一つです。しかし物件価格は安くても、最寄り駅からバスに乗る定期代や、自動車通勤の場合のガソリン代といった毎月の交通費を含めると、駅に近い立地の物件の方がお得になるケースもあります。通勤手当として交通費が出る場合など、勤め先によって状況が異なるため一概には言えませんが、物件の価格だけでなく、住んだ後にどのような費用が発生するのか、自分たちのライフスタイルから総合的に費用を考える視点は持っておきましょう。
JRの駅だけなく、複数路線ある駅が便利
Rの主要駅の近くの物件は確かに便利ですが、JRの路線のみが通っている駅の場合、交通経路がなくなってしまうのがリスクです。できればJR 1本のみではなく地下鉄や私鉄など複数の路線があると万一の時に安心です。もちろん複数路線駅近くの物件だとそれに伴って物件価格も上昇する傾向にあります。予算とライフスタイルを見比べて、自分に合った立地条件の物件を選びたいですね。
後悔しないためのチェックポイント3「周辺環境」
物件を購入する際、物件に意識が集中するため意外と見落としがちなのが「周辺環境」です。とはいえ周辺環境のチェックと言われても、具体的に何をどうチェックするべきかすぐにピンとくる人は少ないのではないでしょうか。物件の購入前に確認すべき、周辺環境のチェックポイントについてお伝えします。
物件の内覧は、おそらく仕事の休日に合わせて行うことになると思われますが、より正確な物件の周辺環境を知るためには、曜日と時間帯を変えて何度か確認することが大切です。「街灯が少ない」「人通りが減る」など、昼間と夜間では印象が変わることもあります。家族の身の安全に関わる問題なのでしっかり確認しましょう。また、平日は閑静な住宅街でも、土日に人が増えて騒がしくなることもあります。騒音は思っている以上にストレスになるため、マンション購入後の生活の質にまで関わってくる問題です。購入後は何年にも渡って過ごす地域になりますので、可能であれば住んでいる方にお話を伺うなど、ここは時間と手間をかけて積極的にチェックしていきましょう。
実際に周辺を見て回る
周辺環境を知るためのお勧めの方法は実際に周囲を見て回ることです。病院、公園、スーパー、コンビニ、学校など、最寄りにあると便利な施設は揃っているかなど、自分たちのライフスタイルに合っているかを考えながら歩いてみましょう。リフォームやリノベーションで物件の間取り等は変えられますが、周辺環境は変更できませんので、入念な調査が大切です。一方で全ての条件が揃っている物件というのもなかなか見つからないと思われます。この際に大事なのは家族とも話し合って優先順位をつけることです。子供の学校や毎日の買い物をするスーパーなど、優先順位が明確になっていれば、物件の条件を見比べる際、とても参考になります。
後悔しないためのチェックポイント4「内装・構造」
物件の内装・構造は購入後の住み心地に直結する大切なチェックポイントです。リノベーション物件や中古マンションの物件を見る際、具体的にどんな点に注意すれば良いのかを確認していきましょう。
リノベーション済み物件は、見た目がきれいになっているため、一見まったく問題のない物件に見えます。しかし、リノベーション済み物件を検討する際は、どこからどこまでイノベーションを行ったかを確認することが大切です。イノベーションは内装のみで配管や電気配線などの目に見えない設備までは変えていない場合があります。リノベーション済み物件の購入を検討する際は、どこからどこまでイノベーションを行ったかを不動産会社にきちんと確認することが大切です。
マンションの構造も確認する
物件の構造部は見落としがちな点です。後悔しないためにも中古マンションを購入する場合には、住宅設備の状態や最後に交換した日を必ず確認しましょう。購入後にイノベーションをしたら、配管等の交換も必要になるなど思わぬ出費で予算が膨らむこともあります。
マンションの購入で後悔しないためには入念なチェックが大事！
マイホームの購入は人生の一大決断です。住宅ローンの借り入れ金額の大きさと自分も含め家族の生活への影響力の大きさを踏まえて慎重に検討する必要があります。「多分なんとかなるだろう」「計算が苦手だから大体で計算しよう」といった安易な考えは後悔の元です。かといってやみくもに心配したところで意味はなく、いつまでたってもマイホームの購入に踏み切れない状態を招きます。
マンション購入の際に一番大切なのは、正確な知識に基づいて、対象となる物件を入念に調査することです。特にマンション購入の場合は、管理費や修繕積立金など、戸建物件にはない特有のチェックポイントもあります。今回ご紹介した「費用」「立地」「周辺環境」「内装・構造」の4つの面から物件をチェックして、後悔しないマンション選びを実現しましょう。
