豊かな暮らしを彩るデザイン住宅事例とメリットデメリット

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「自分のライフスタイルに合わせた理想通りの住宅を建てて住みたい!」という希望を抱く方はたくさんいますね。そこで注目されるのがデザイン住宅です。 デザイン住宅というと、コンクリート打ちっぱなしや吹き抜けリビングなど洗練されたデザインを思い描く方が多いかもしれませんね。

ですが、近頃はリビングの延長として普段使いができるインナーテラスや空に向かって大きな窓を設け開放感いっぱいの家を建てるなど、より自然を身近に感じることができるような家が目につくようになりました。

居住スペースをお洒落にデザインしながら、さらにくつろぎや過ごしやすさを求めたり、わざわざ旅行に出向かずとも家にいながらにして自然を感じたい、という方が増えている傾向にある現れかもしれませんね。

ここではデザイン住宅の事例やメリット、デメリットを紹介しながらデザイン住宅建築を成功させるために必要な考え方をお話します。

1、デザイン住宅にするメリット

デザイン住宅を建てるメリットは数々あります。その最たるものが「自分の理想を形にできること」と言えるでしょう。小さい頃から描いていた自分だけのマイホーム。細部に渡ってこだわりぬいて建てたならば、友人を連れ回しながら一つ一つのこだわりについて説明をしたくなるというものです。

そんなデザイン住宅のメリットについて述べていきましょう。

(1)ローコストで建てられる

「デザイン住宅」と聞くとそれだけで「高い!」というイメージがするかもしれませんが、実は工夫次第でコストを抑えることができるのです。予め予算を建築士や工務店に伝えておくことで、必要なところにはある程度予算を割き、そうでない所のコストを抑えるなど、臨機応変にコストのコントロールができます。

どうしても妥協できない部分や設備などを伝えた上で、総予算内でおさめるために削減できるアイデアなどをぜひ相談してみましょう。

(2)狭小地や変形した土地を活かせる

狭小地や変形した土地でも、その土地の形を活かしながら出来る限りスペースを有効活用しアイデア満載のデザイン住宅を建てることができるのも注文住宅ならではですね。

(3)デザイン住宅ならではの独自性を活かし個性溢れた家を建てられる

デザイン住宅の醍醐味は何と言っても自分好みのテイストのみで家を建てられるということ。それは家の構造だけではなく、建築の資材や設備まで全て、日本製の物から輸入ものまで制限なく自分の好きなテイストだけで家づくりができます。

2、デザイン住宅のデメリット

デザイン住宅には自分の理想を形にできるメリットしかなさそうに見えますね。ですが、デメリットとまではいかないまでも注意していきたいことはあります。ここではいくつかの頭に入れておきたいチェックポイントについてお伝えしましょう。

(1)実用性に欠け住みにくい家になることも……

理想のデザインや他にはない斬新なデザインなど、デザインにだけ囚われすぎると、住んでみてから「吹き抜けにしたら暖房効率が悪く光熱費が異常にかかる」「規制品にない大きなガラス扉にしたが重すぎて開け閉めが大変」「陸屋根や屋上付きにしたが、雨漏り対策のため10年に一度はメンテナンスが必要で余計な費用がかかってしまう」「スペースがもったいないので廊下を設けないデザインにしたらゆとりを感じられない家になってしまった」などなどの不満がでる場合もあります。

夢や理想と現実は時に大きく乖離してしまうことがあります。ですが、理想を現実にできるのがデザイン住宅のメリットです。

理想のデザインや取り入れたいことなどを建築士や担当者に話し、それを実現することでどんな不都合が起こる可能性があるのかなどをしっかり確認しながら、実用的でありながら理想も損なうことない家づくりをしていきましょう。

(2)完成までに時間がかかる

デザイン住宅=注文住宅ということです。つまりデザインだけでなく建築資材や設備もすべて一から決める必要があるわけですね。そのため打ち合わせから着工、そして完成までかなり時間がかかります。工務店やデザイン事務所では1年ほど時間を見てもらいたい、と言っているところもあるほどです。

したがってデザイン住宅は、時間はかかってもいいからとにかく自分や家族が納得する家を建てたい! という熱い想いがある方、時間にゆとりがある方向け、と言えそうです。

(3)デザイナーの主張が強すぎる場合

デザイナーの売りは個性のあるデザインです。中にはこだわりや主張が強いデザイナーもいるため、どんなにこちら側が要望を伝えても飲み込んでくれないケースもあります。理想のデザイン住宅を建てる最重要ポイントはデザイナーとの「感性」や「相性」が良いこと、と言っても過言ではありません。

あらゆるケースを想定した上で最善のアドバイスをしてくれ、共に理想の家造りをしてくれる熱意のあるデザイナーを選びましょう。

3、デザイン住宅を成功させるために必要なこと

事例をご紹介する前に、デザイン住宅建築を成功させるために大切な心構えについてお伝えしましょう。

(1)どんな家に住みたいか、よりどんな暮らしがしたいか……

理想通りの家づくりができるのがデザイン住宅建築の良い所ではありますが、実は「どんな家に住みたいか」よりも大切なのは「どんな暮らしがしたいか」なのです。なぜなら長い期間実際に住む家です。

家族の成長に合わせ、10年後、20年後をイメージして居心地の良いデザインにする、ということがとても大切。デザインに凝りすぎてしまい、なんだか落ち着かない家になってしまった……ということにならないよう、将来を見据えながらどんな暮らしをしたいのかご家族でよく話し合い、デザインを決めていくようにしましょう。

(2)成功のために必要なことはデザイン事務所選びを間違わないこと

デザイン住宅建築に欠かせないのは「デザイナー」や「デザイン事務所」もしくは工務店や施工会社です。ここでは「デザイン事務所」と書かせていただきますが、デザイン事務所選びが成功を左右するのであれば、何としてでも自分に合ったデザイン事務所を選びたいものですよね。

そこでいくつかのデザイン事務所選びチェックポイントをご紹介しましょう。

①コンセプトが明確かどうか

デザイン事務所によって「強み」や「得意分野」「コンセプト」が違います。各デザイン事務所のHPを読み、理念やコンセプトに共感できたり、強みがあなた自身の理想に合致していることが望ましいと言えるでしょう。

HPや資料を読んだり実際に担当者と話をした時に、そのデザイン事務所の「良さ」や「強み」がしっかりと伝わってくる事務所、ご自身の理想とマッチしている事務所を選びましょう。

②安全性や耐震性、耐久性など、リスクも踏まえながら説明してくれるか

家を建てる側の要望を聞いてそれを実現するのがデザイン事務所の使命ですが、同時に住む人達の安全を確保するために事前に説明する義務もデザイン事務所にはあります。リスクや不安な面を一切話さず進めてしまうのではなく、構造面や資材面など、あらゆるケースを想定し説明をしてくれるデザイン事務所を選びましょう。

③見積もり額が適正かどうか

デザイン事務所から提示された価格が適正かどうか、素人目に見ても良くわからないものですが、適正かどうか知りたいのが正直なところかと思います。そこでオススメしたいのは同じ条件で3社程度の事務所から見積もりを取って比較すること。

また逆に予算を決めているのであれば、その予算でどのようなプランを提示してもらえるかを見るのも有効です。どちらも自分に合った事務所探しに役に立ちますし、価格が適正かどうか見極めることができます。

提示された見積もりの中に何が含まれていて何が含まれていないのか、その見積もり以外にかかる費用はないのか、しっかりと確認するようにしましょう。

④保証期間やアフターフォローサービスがあるかどうか

デザイン事務所ではどの程度の期間をアフターフォローや保証を受けられる期間に設定しているのか、どんな保証をしてくれるのかを知っておく必要があります。先に述べた見積もり同様、複数の事務所を見ることで各事務所の保証内容や保証期間などの違いが分かりますので、ぜひ比較検討しましょう。

4、デザイン住宅ならではの魅力的なデザイン住宅事例

最後にこれぞデザイン住宅! と言える魅力的なアイデア満載のデザイン住宅事例をご紹介していきます。あなたの好みやライフスタイルに合いそうなデザインを見付け、そこで暮らしている自分やご家族をイメージしながら夢を膨らませてみてくださいね。

(1)ウッドデッキと屋上をプレイスポットに

リビング同様、くつろいだりお酒を飲んだり、子ども達の遊び場などにウッドデッキと屋上は使えそうです。写真のように美しい夕景や星空を家族で見たり朝食をウッドデッキで取るなど、アイデア次第で沢山楽しめそうですね。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/390405861431387496/

(2)まるで森の中! 緑豊かなインナーテラス

今大人気のインナーテラス。この事例のようなスペースは日本ではなかなか取れないかもしれませんが、工夫次第で緑豊かな太陽降り注ぐインナーテラスを作ることはできそうです。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/161355599128165509/

(3)仕切りは壁ではなく全面アイアンガラス

こちらの事例は廊下とリビングの仕切りが壁ではなくアイアン(鉄)とガラス構造になっていること。このアイアンガラス部分が全て壁で、扉も木の扉になるとずいぶん雰囲気が変わりそうですよね。事例のようにアイアンガラスで仕切ることにより、廊下とリビングが一つなぎとなり、開放感があり洗練された印象になります。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/541276448948405924/

(4)階段に扉を付け「明るい」「安全」「光熱費削減」ができる事例

デザイン住宅によくあるのがリビングに階段を設けるというもの。無駄なスペースを削減できる良いデザインなのですが、暖房効率が悪く光熱費が高額になりがち。

その点この事例は階段に扉を設けることで暖房効率を高められそうです。また小さな子どもやペットなどがいる場合も扉があれば安心ですし、階段の奥にある窓からの採光がガラスの扉によって遮られることなく部屋に差し込むため、部屋が明るい印象となるのでオススメです。

出典:http://www.freedom.co.jp/architects/middle/488-toshigata-conpact-jutaku.html

(5)和モダンなLDK事例

ペニンシュラキッチンは洋風モダンなリビング、というイメージが強いのですが、この事例では階段を設け、リビングスペースを広々とした和室に仕上げています。家族それぞれ好きなところでくつろげそうな素敵なデザインですね。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/562527809688823766/

(6)緑と茶色の落ち着いた外観のデザイン住宅

あまり見たことのない個性豊かな外観のデザイン住宅ですね。魅力的な外観からもこだわりを感じます。

出典:https://jp.pinterest.com/pin/574138652475378969/

(7)キッチンも規制品ではなく好きな材質で

キッチンはとかく無機質になりがちです。この事例のようにナチュラルな木材を使うことで暖かみのあるスペースになりますね。木のぬくもりが伝わってきそうです。

出典:http://www.freedom.co.jp/architects/lowcost/456-milky-way-train.html

(8)回廊がある家

住宅の敷地中央に中庭を贅沢に取り、中庭に面して大きな窓を配置したプランです。贅沢すぎるスペースにうっとりしてしまいますね。

出典:http://www.freedom.co.jp/architects/high/442-umi-no-mieru-kairo-no-ie.html

5、まとめ

今回はデザイン住宅のメリット、デメリットとデザイン住宅建築を成功させるポイント、そして魅力的なデザイン住宅事例などをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

理想のデザイン住宅を建てることができれば、あなたの「暮らし」そのものが豊かになります。長く住むことになる我が家だからこそ、どんなライフスタイルを送りたいかなどしっかりとご家族と話し合い、納得できる素敵な家をつくりあげてくださいね。

この記事があなたとご家族の理想の家づくりの参考になりましたら幸いです。

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